お届け/持ち帰り代行サービスのシステム構築

System

とってきて欲しい

ネットスーパーの普及など、一昔前では考えられなかったぐらい、とても便利になりました。家から出なくても、たいていのことができてしまう世の中ですが、個人店など、宅配に対応していないお店が多いのも事実です。

そういったお店側へのサービスとして宅配代行サービスも存在していますが、利用者側に寄り添った持ち帰り代行サービスの需要も強くあります。いわばなんでも屋さん的に代わりに買うので、どういったお店のどういったものでも頼めるという利点があります。

今回は、こうした代理購入・持ち帰り代行サービスのシステム構築について考えてみたいと思います。早速いくつかのポイントで整理してみましょう。

Point.1 決済とキャンセルをスムーズに

こういったサービスでの決済はとても重要です。申し込みはWEB上またはアプリ経由で受け付けるとして、依頼注文があった段階で決済枠を確保するだけにとどめましょう。課金までしてしまうと、もし万が一手に入らなかった場合に、返金という処理をふむため、場合によっては余計な処理手数料が発生してしまいます。

とはいえ、スタッフが既に買いに向かっているのにキャンセルされ放題ではコストばかりかかってしまいます。スタッフが出動したタイミングでキャンセルロックをかけてしまう設計がバランスとしては良いように感じます。現金での決済は一切受け付けないようにすることで、スタッフの釣り銭準備の手間も減りますし、何よりスタッフ配置やスタッフとして扱える人の幅が拡がります。

Point.2 スタッフの動きを可視化

代わりに購入を依頼したものの、いつ届くかわからないのは不安です。同時に楽しみでもあります。ちょうど宅配便の荷物が拠点毎に近づいているのがわかるように、スタッフの動きも可視化することで、安心感とエンターテイメント性を付与しましょう。

例えば「出動準備中」→「お店に向かっています」→「お店で並んでいます」→「お店で購入中」→「お届けに向かっています」といった遷移を経ると、それを眺めているだけで楽しくなります。もちろん、商品によっては並ぶ時間が長くなると思いますが、視覚化されることで、予定の見通しが立てやすくなります。

Point.3 標準時間を超過する場合は別課金も

持ち帰り代行でスムーズに買えるものなら何も問題はでませんが、長蛇の列ができるお店への依頼もありえます。こうした依頼の場合は、並んだ時間ごとに費用を請求するのが基本線になると思います。

とはいえ、最終的に一体いくら請求されるのかわからないものを依頼するのは利用者としても相当にハードルが高くなります。これは最初のころは甘い見積もりでも、従量課金ではなく、「これぐらい」という予測に基づいて払いきりの金額をつけることで依頼のハードルを低くしましょう。

もちろん、曜日や時間帯によって待ち時間は変わるはずですし、そういった情報はどんどんと蓄積していくことができます。こうした蓄積情報をもとに価格を変動させるのも良いでしょうし、もし本当に人気の商品で他の依頼も予想されるのであれば、あわせて一緒に買っておいて在庫しておくというのも一つです。

こうした予測や管理を人力でやると破綻することが目に見えますので、自動化し、常に改善することで精度をあげていく努力をすべきです。

時間をお金で買う選択肢を

世の中のすべてが便利になりきらない中で、時間をお金で買いたい層というのは一定数存在しています。都市部限定のサービスであっても、こうした時間のかかることを代行する需要は大きく見込めるでしょう。事業としての肝は、金額と需要数の最大化がどのポイントかを見極められるか、そして、どこまで事業として効率化できるかだと思います。

前者は場所やどういった層をターゲットにするかによって大きく変わりますが、後者はシステムの作り込みに依存します。予測精度、そして、スタッフの行動管理と利用者側のシステムを高度に連携させながら運用していく仕組みが必須だと思います。

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