アンケートフォーム・サービスのシステム開発

System

手軽なデータ収集のニーズ

何かのイベントごとの後や、小さな勉強会後にいたるまで、ちょっと意見を集めたいというシーンは意外に多くあります。そうしたシーンで、紙で配布したり、Googleスプレッドシートとフォームを駆使したりしている方も多いのではないでしょうか。

こうした際に手軽に使えるアンケートフォームのサービスを行うと仮定して、どのようなシステム設計、機能設計を行えばよいか、いくつかのポイントで整理してみましょう。

Point.1 対象者の認証を柔軟に

オンラインでアンケートを行う場合、「誰でもOK」というシーンは、一部の世論調査をのぞき珍しいと思います。こうした場合には何かしらの手段でアンケートにこたえようとしている人の認証を行うことになりますが、ここが面倒だったりわかりにくかったりするとアンケートの回収率が下がってしまいます。

まず会員登録を促すのはお勧めしません。そのサービスでしか使えない会員アカウントを作りたい人はそうそういません。どうしてもメールアドレス等の情報を取得したい場合はGoogleアカウントやYahoo!、Facebook等のソーシャルログインで代替しましょう。

特に個人情報の取得が必要なく、関係者であるかを判定したいだけであれば、合い言葉認証もお勧めです。メール等、別の手段で合い言葉を配布しておき、その合い言葉をもって関係者であることを認証する方式です。さらにシンプルにするのであれば、推測が難しいユニークなURLをもって、関係者認証をする方法もお手軽です。そのURLを知っているイコール関係者という判定方式です。

Point.2 豊富なデータ出力オプション

アンケートを取得した後は、ほぼ間違いなくデータ集計や分析といった工程が待っています。そうしたユーザーニーズに対応するため、汎用的なCSV出力はもちろん、エクセル等での出力機能を準備しましょう。

また、そもそもエクセルでグラフ化するのが面倒という要望に対応するため、アンケート分析結果を視覚的に管理者画面内で提供するのもお勧めです。

一般的なアンケートは通常、棒グラフや円グラフ、折れ線グラフといったシンプルなもので実現可能なので、そうしたレポート閲覧画面と、そのレポートを配布、及びA4サイズできれいに印刷するためのPDF出力機能を準備すれば、ユーザーの手間を大きく軽減することができます。

Point.3 セキュリティ、セキュリティ、セキュリティ

アンケートというと、重要な情報の塊です。クレジットカード情報を預かることはなかったとしても、趣味嗜好等、相当にセンシティブな情報を扱う場合が想定されます。システムとして堅牢であったとしても、悪意ある利用者、またはITリテラシーの低い利用者によって情報が流出する事態は避けなければなりません。

例えばショートメッセージ(SMS)を使った二段階認証を導入して管理画面のセキュリティを高めたり、データを出力する際に再度のパスワードを求めたりといった対策が考えられます。もちろん、SSL対応や、システムのログ出力のマスク化、データベースの暗号化等、機能面以外でも可能な限り対応しましょう。

シンプルに変化を

ユーザーニーズは多様化し、それこそパソコンを使わずにスマートフォンだけで完結させたいというニーズもますます強くなっています。アンケートフォームとしての基本機能に磨きをかけながらも、スマートフォン対応やユーザー体験の向上等、取り組むべき課題は多くあります。

こうした問題を一つ一つ解決しながら、単機能だけれども、たくさんの人に愛されるサービスに育てていってください。

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