病気の体験談ポータルサイト・システム構築

System

生の声こそ最高の情報

闘病生活というのは長く辛いものです。そこまで重病でなくても、その病気になるとどういった症状がでてどういった生活になるのかは気になる人が多いトピックです。病院にいけば診察が受けられ、病気の概要やおおまかなことはわかりますが、その病気にかかった人にしかわからない情報や事情というものもたくさんあります。

そういった病気のリアルな姿を描き出してくれる体験談を集めたサイトがあれば、病気にかかった人はもちろん、その家族や親しい友人といった人達からの支持を集めることは想像に難くありません。もちろんあくまで個人の体験談なので自己責任での情報利用にはなりますが、心の支えとして愛されるサイトに育てていくことも可能だと感じます。

今回はそんな病気の体験談がたくさん集まったポータルサイトをどのようなポイントで構築すべきかについて考えてみたいと思います。その背後で支えるシステムにも触れながら、長く愛されるサービスを模索してみましょう。

Point.1 病気毎に細分化し、検索エンジン対策

病気について調べている人が流入してくる経路は検索エンジンがほとんどです。その検索エンジンに対して最適化するために、病気毎に正確なカテゴリ分けをし、titleタグ等の要素を最適化します。

しっかりとした構造化を行うことは検索エンジンのみならず訪問者にとっても有益です。調べたい病気が部位毎にわけられていることで探しやすいのはもちろん、フリーワード検索に病名を入れると目当ての一覧ページが表示されるので、ストレスなく情報収集が可能になります。

Point.2 体験談を訪問者の投票で重み付け

訪問者は体験談に対して「参考になった」という投票を行えるようにします。体験談と一言にいっても書く人によって量も質も大きく変わってきます。体験談内での重み付けを行うために、訪問者にその判断をゆだねます。

多くの高評価を得た体験談は一覧で上位に表示し、より多くの人の目に触れるようにします。一方で、一部の人気体験談ばかりにアクセスが集中しないように、ランダムで体験談を提示したり、類似の体験談を表示したりなどの工夫を行います。こうすることで訪問者にとって価値ある情報提供と、体験談を投稿する人への配慮の両立が可能になります。

また、不正確な体験談や悪意ある投稿を排除するために、訪問者による通報機能も実装します。こうすることで最小限のスタッフで幅広いチェックができるようになり、健全なサイト運営がローコストで可能になります。

Point.3 コスト最優先ならWordpress、自由度優先なら独自開発

投稿者を広く募集するのではなく、別のところで募集・回収した体験談を自社のスタッフが投稿していく場合は、Wordpressでも十分に構築が可能です。体験談への投票といったインタラクティブな機能の実装は少々難易度があがってしまいますが、そうした付加機能も無しでシンプルにコスト最優先で、というのであればWordpressをお勧めします。

長期間にわたって育成していく方針で、体験談を確保する仕組みを確立しているのであれば独自システムでの構築をお勧めします。独自システムといっても、多くの人が利用しているフレームワークと呼ばれるものを採用することで、制作会社の引き継ぎや後々の自社運営への切り替えなども比較的スムーズに行うことができます。

心の支えになるメディアを目指して

病気になった時には誰しもが不安になるものです。医師の大丈夫という言葉に安心しながらも、その病気について詳しく調べては不安になってしまうのがよくあるパターンではないでしょうか。正確な情報ばかりではないインターネットの中で、具体例である体験談を参照できるサイトというのはとても価値があると思います。

体験談が肝なだけに、架空の体験談の投稿はもっての他ですし、体験談自体の正確性や信憑性を担保するのが運営元の大きな責任になってきます。ユーザーによる通報機能はもちろん、禁止語句を設定した上でのパターンマッチングなど、システムがサポートできる部分も多々あります。

長く愛されるメディアにするために、適切なシステム投資を行い、サイトの価値と労働生産性を高めることをお勧めします。

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開発スタッフのコメント
 
病気の体験談というのは時にセンシティブな情報を含みます。また、特定の病院やクリニックに対して批判的になる場合もあるでしょう。コンテンツをすべてオープンにするのも一つですが、会員限定のコンテンツ、さらに、掲載保留のコンテンツ、攻撃的なコンテンツ等、コンテンツにラベルをつけてその露出条件を変化させるのも、各方面への配慮が必要な局面では役にたつかもしれません。