圧倒的な世界観とこだわり

プリザーブドフラワーを使用したブーケ・アレンジの専門店オープンに際して、ロゴの作成から店頭で配布予定の印刷物の作成・手配まで、総合的に手伝って欲しいというご相談をいただいたのがきっかけでお店を訪問。当時はまだ未完成の店舗ながら、作品に込める想い・こだわりはとてつもないものだと感じました。この世界観をいかにしてデザインに落とし込むか、世界観を100%以上表現するべく、デザイン制作のプロジェクトがスタートしました。

デザイン性と識別性の両立

まず着手したのが、お店の顔となるロゴマークの制作でした。店先看板への表示や各種印刷物、さらにはWEBサイトにまで随所に登場する最重要イメージ。美しいことは重要ですが、「その店が何屋さんか」が一目でわかる識別性も、実店舗の場合とりわけ重要になってきます。 実際の制作では、お店のシンボルとしてバラのブーケ、さらにその下に店名を配置し、細かすぎない程度に装飾を施しました。上品でいてかわいくもある絶妙なバランスが好評を得ています。

世界観を壊さない販売促進の追求

お店のオープン後は認知度向上のために、断続的に販促ビラを近隣に配布。そのビラの制作も行いました。毎回訴求するポイントを少しずつ調整し、また、情報の量・質共にしっかりと伝えながらも、決して下品にならないよう、最大限の配慮を行いました。また並行してショップカードやパンフレット、スクールの案内などのツールの制作・手配も確実に進め、お店としての土台を構築していきました。

プリザーブドフラワーという嗜好性の非常に高い商材のため、WEBサイトを重要な情報発信の場として設定し、オープンにあわせて制作・公開を行いました。日々のアレンジ作品やお店での一コマを簡単に発信できるよう、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を採用。スタッフの方への導入も併せて行うことで、継続的に情報発信できる体制を整備しました。

こういったお悩みをお持ちであればご相談ください

世界観を最重要視したい

世界観を重視することと、売上を増やしていくということは、なかなか両立しないのが実状です。雰囲気だけの販促物はメッセージ性に欠けますし、かといって逆に主張の強すぎるものは世界観を壊してしまいがちです。このバランスは非常に難しく、会社規模の大小に関わらず苦労されているところが多いように感じます。

こういった状況でありがちなのがどっちつかずになってしまい、世界観もマーケティング的効果も中途半端になってしまうことです。優先順位は常につけるべきで、その上で、どこを落としどころとするかのバランス感覚が非常に重要になってきます。「かっこいいけれども売れない」「売れるけれども洗練されていない」といったことはよく起こりがちです。こうした状態は長い目で見ると解決していく必要があります。

もちろん趣味ではなく、ビジネスとして取り組む以上、世界観を重要視することは売上をあきらめることであってはいけません。世界観に重きをおきながらも、しっかりと伝えることは伝え、オファーすべき特典やアピールポイントは潜在顧客に届けることにこだわり続けることが大切なのは言うまでもありません。また、その世界観表現が独りよがりになっても意味がありません。ブランド価値につながるような、明確でいてわかりやすい表現に落とし込むべきです。こういったことは、不可能ではありません。細かい配慮と工夫で実現できるものばかりです。

ブランディングを行いたい

世界観の表現の先には、ショップやサービス、商品のブランド化を目指すべきです。明確なイメージと訴求価値を持ったブランドとして認知されれば、「お店に来てほしい人」へのアピールに成功しやすく、店舗経営が好循環のサイクルに入りやすくなります。その他大勢の一つではなく、唯一無二の存在になれるのが理想です。強いブランドは最終的に必ず売り上げという数字につながります。

強いブランドは1日にしては成らず、と言いましょうか、ブランディングというのはとにもかくにも時間がかかります。そして、しっかりとしたイメージ形成を意識して行動しなければ、いくら時間がかかっても成功しないものでもあります。逆に言えば、適切な計画・ビジョンのもと、丁寧に店舗や商品を育てていくことができれば、どのようなものにもブランド化のチャンスがあるとも言えます。

「自分たちには関係のない話だわ」と可能性を自ら遠ざける必要はありません。会社規模や予算の大小はブランディングにおいてはそこまで関係ありません。ブランド化を意識したマーケティング戦略を考えていくことをお勧めします。

自分たちで運用したい

餅は餅屋という言葉があるように、専門的なことはその道の専門家に任せるべき、という考え方があります。それはそれで非常に真っ当で、一つの正論ではありますが、一方で、自分たちですべてをコントロールして責任を持ちたいという考え方も、同じぐらい真っ当で支持されるべきものと考えます。

自分たちでコミットすることで、細かい改善点に気づきやすく、愛着をもって取り組めるという効果は確実にあります。スタッフ体制的に可能なのであれば自分たちでブログやソーシャルメディアの管理・運用を行うことは非常に有効です。そのために現時点でスキルが不足しているのであれば、立ち上げ時にだけサポートを依頼するというのも一つでしょう。専門家と並走しながら自分たちなりのマニュアルを作り上げていくことで、その後の自分たちだけでの運用に緩やかに移行していくことができます。自分たちでコントロールするからこそのやりがいもありますし、目の前の活きた情報を基にすることで素早く改善を繰り返していけるメリットもあります。

「できないことをできるようにする」という視点で考えることでビジネス上のチャンスが拡がることもありますので、何でも全てアウトソースではなく、自分たちでの運用体制構築というのも一つの選択肢として検討されることをお勧めします。


当社では、CIプロデュース単独はもちろん、各種印刷物やWEBサイトまでトータルにご提案することも可能です。ご相談はもちろん無料ですのでお気軽にお問い合わせください。

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