健康戦国時代

ありとあらゆる選択肢が群雄割拠する今、まさに健康戦国時代という様相を呈しています。一口にダイエット、一口にトレーニングといっても、エンターテイメント性の大小や、グループなのかマンツーマンなのか、どういったテーマで行うのか等、多種多様な選択肢が存在しています。自宅でできる器具も増えており、自宅やジム、さらには町中でのジョギングやサイクリングなど、本当に多様な体の動かし方が拡がっています。

加圧トレーニングはその中でも独自の理論と器具を用いることでアスリートから一般の方まで、ユニークな地位を築いています。専門のスタジオになると数は限られますが、サービスメニューの一つとして取り組んでいるところは思った以上に存在しています。今回はこの加圧トレーニングを提供するスタジオ、サービス提供者のホームページがどうあるべきか、いくつかのポイントで整理してみましょう。

Point.1 わかりやすく、加圧トレーニングを解説

こうしたフィットネス系のホームページやWEBサイトにありがちなのが、詳しい情報はこちら、といって、充実した説明は○○協会にリンクで誘導してしまうアプローチです。これはこれで情報作成の手間を軽減し、身軽なホームページを作ることには意味があるのですが、自らの専門性を外部に丸投げしている状態なので、集客上はあまり良い状態とは言えません。

インストラクターの専門性をアピールし、何より「この人たちなら信頼できそうだ」と思ってもらうために、本部の説明よりもわかりやすい加圧トレーニングの説明をホームページ上で展開しましょう。メカニズムや他の運動方法との比較、どういった目的や人に向いているかなど、情報を探している人にとって有益な構成にすべきです。かしこまった文章を書く必要はありません。普段話すようなトーンで、写真や動画を織り交ぜながら情報をまとめると、非常に読みやすく、わかりやすいものに仕上げることができるはずです。

何も何十ページも用意する必要はありません。知り合いや生徒さんから実際に質問される事項をベースに、2,3ページでわかりやすい説明を用意するだけで十分です。可能であれば、他のトレーニングとの比較もすると、検討材料として訪問者にとって役立つ情報になります。

Point.2 体験談や生の声、トレーニング風景の積極掲載

加圧トレーニングは独特の理論と器具を使うため、他の単純なフィットネスやヨガ等と比べると、「何をするんだろう」という不安がどうしてもつきまといます。それを払拭するために、実際にトレーニングをしている方の声や、その経過、日々のトレーニング風景をどんどんと発信しましょう。

こういったトレーニングものの難しいところは、あまりきつそうと思われてもいけないですし、かといって効果がなさそうと思われてもいけないところです。「これなら私でも続きそう」という丁度よいレベルの生の景色の発信を心がけてみてください。あとは「楽しそう」「これなら続きそう」と思ってもらえるかも重要です。写真や動画に映り込むスタジオの雰囲気も影響を与えますので、片付けたり、いつもよりちょっときれいに飾ってみたりを意識してみてください。対象となるターゲット層を意識しながら、写真のテイストやそのトレーニング負荷などをコンテンツとしてバランス良く配置することをおすすめします。

Point.3 出向くフットワークの軽さも

スタジオを構えている方であっても、比較的出張体験が行いやすいのが加圧トレーニングの特徴です。それであれば、相手の家等に伺って体験してもらう出張体験会をメニューとして打ち出しましょう。相手の家というスポット以外にも、店舗以外のスペースを借りた体験会も良いかもしれません。他のフィットネススタジオに知り合いがいるのであれば、そうしたところとのコラボレーションも良いでしょう。お店のエリアによっては、自宅で受けたい、という需要が強い場合もあるので、定期的なお知らせやお試しキャンペーンをうって、需要を確認するのも良いでしょう。

もちろん、往復の移動等でかなりの時間を必要とするため、どれぐらいの予約が埋まっているかに応じて量は調整するべきですが、単価をあげた出張サービスの確立も将来的に大きな意味を持つはずです。裏メニューとしてひっそりと展開せずに、一つの柱として育成できないかを検討してみてください。

繰り返される面取り合戦

かつては大きな施設をもったフィットネスが市場を支配する構造が続いていましたが、小規模フィットネス、さらにはストレッチなど、特定のジャンルにしぼった業態も拡がってきています。加圧トレーニングもこの流れに十分に乗りうる業態です。今更ホームページなんて、ではなく、今だからこその開設やリニューアルを検討してみてください。

開発スタッフのコメント
加圧トレーニングというメソッド自体は歴史を重ねてきており、トレーニング方法の一つとして採用しているスタジオも多く存在しています。インターネットで加圧トレーニングをピンポイントで探している見込み客は絶対に確保すべきですし、近しいキーワードで検索しているような見込み客も確保すべきです。リスティング広告などの積極的手段の利用も視野にいれながら、インターネット集客に力を入れてみてください。