- 案内を配ったり、キャンペーンをしてみたりしたが、売り上げが伸びない
- クーポンサイト等に登録してみたけれどお客さんが増えない
- ネイルサロンが近くにオープンするので、お客さんが減らないか心配
等々、色々手をつくしてみても売り上げにつながらないと悩むオーナーの方は多いのではないでしょうか。
今やネイルサロンは全国に約2万1500店*1もあると言われ、東京都内だけでも1000店以上がひしめきあう状態。
一方、女性のネイルサロン利用は年々減少傾向にあり、年間での利用回数で最も多いのが1~3回。特にネイルサロン利用者の中心とも言える20代~40代の利用率が低下しており、結婚式等のイベントにあわせてネイルをするものの、リピーターとなる人は少なくなっているという状況です。
また、通信販売の普及に伴って、個人でもソフトジェル等のネイル道具が買いやすくなり、情報もインターネットですぐに集められるため、20代~30代の自宅ネイル率も増加。今後も自宅でのジェルネイル/マニキュア/ネイルケアをする人が増えることにより、ネイルサロンの利用率はますます減っていく可能性があります。*2
もはや競合は他のネイルサロンだけに限らない現在、他と同じままでは売り上げを伸ばしていくのは難しい状況です。
ではどうしていけば良いのでしょうか?
お客様に選ばれる理由
よく「強み」や「ウリ」、「差別化」などと言われますが、要するに、お客様があなたのお店を選ぶ理由となるような、あなたのネイルサロンの特徴はなんでしょうか?
例えば:
- 駅近/駅中や百貨店等に出店し、フランチャイズ/チェーンで全国に店舗を増やす大手であれば、立地勝負の高い利便性と知名度/信頼度
- 学生が施術を行うお店であれば、1メニュー500円~といった圧倒的な低価格
- オーナー自らが1対1のプライベートスペースで施術するサロンは、1人1人にあわせた細やかな対応/柔軟性と技術力+特別感 etc…
それぞれのお店が持つ特徴と、ネイルサロンを選ぶ際にその特徴を尊重する顧客との結びつきが売り上げにつながっているのです。こうした売りがあるお店は、きちんとした顧客基盤を形成することに成功しており、地域の有名店であることも多いです。
参考事例
Ongrace(オングレース)
爪を育む。爪を彩る。 をコンセプトにした、大人のためのネイルサロン。
どこのネイルサロンもカルジェルやスカルプ等の爪を削ってつけて、削って落とすジェルネイルが当たり前になっている今、あえて爪を削らず、爪を育むジェルネイルとしてジェントルジェルネイルを取り入れているのが大きな特徴の1つです。
さらに、1人1人の爪の構造や生え変りの時期、健康状態をしっかりとカウンセリングし、二枚爪や爪の縦筋、亀裂、割れ等の悩みにも対応できるトラブルメニューも用意。ここまでトータルで「爪の健康」というテーマに向き合うことで、ありそうでなかった、爪の健康を第一に考えるネイルサロンというポジションを確立しています。
そして、最近はネイルサロンでのハンドケア利用者が増加傾向にあるというのもポイント。ジェルネイルにはそこまで関心がなくても、お手入れに関心をよせる人達の来店も見込め、これからもさらに高まりを見せるハンドケア需要を取り込んだ好例です。
2 どうやって他にはない特徴を作るのか
では、交通の便や価格で勝負できないお店が、どうやって他のお店にはない特徴を作れば良いのでしょうか。何もしなければ、静かに閉店することになってしまいます。
お店の周りはどんな人が多く行き来しているのか調べる
オフィス街、住宅地、繁華街 etc…お店がある場所によって、お客様が求めるものの優先順位はかわります。まずはどういったお客様がお店の周りに多いのかを知り、その人達の生活サイクルを考えていくと、どんなお客様なら呼び込みやすく、どんな要望があるのかが見えてきます。お店の周りの地域性には傾向が必ずあります。そして、既存の来店客にも同様に傾向があるはずです。
何故あなたのお店を選んだのか、今いるお客様に聞く
最終的にあなたのお店に決めた理由はもとより、何を見てお店を知り、他にどこと比べたか等、お客様に直接聞いてみると、意外に考えていた回答と違うというケースも多々あります。思い込みにとらわれず、お客様に率直に聞くことも大切です。アンケートをお願いするも良いでしょうし、インタビューというかたちで色々と質問させてもらう時間を作ってもらうのも良いでしょう。
自分のお店の未来像を作る
周辺環境を調べ、お客様の声を聞き、現在のお店の状況を把握した上で、今後お店をどんな風にしていきたいのか未来像を描くところがスタートです。何を伸ばし、何を改善し、何を切り捨てるのかを決め、するべきことをリストアップ。そのリストを1つづつ確実に実行していくことが、これからの売り上げにつながる道筋です。
既存の客層を伸ばしていくのも一つでしょうし、新しい客層を開拓していくのも一つです。お店の周辺環境の分析から見えてきた傾向がわかれば、こうした対策も立てやすいでしょう。
売り上げに繋がるかどうかは未来像にかかっている
お店をどうしていくかはいつでも考えているし、それが決められないから悩んでいる」というオーナー様は多いのではないでしょうか。
「お店をどんな風にするかを決める」というのは、シンプルですが、実はそれ以上に難しいことはないかもしれません。もし誤った未来像を掲げてしまうと、いくら実行しても売り上げにはつながらず、逆に売り上げが落ちて逆効果になりかねません。
当社では、実際のお店にお邪魔し、現状をふまえた上で話し合いながら、一緒にどんなお店にしていくのが良いか未来像を考え、決めていくお手伝いが可能です。
また、幅広いノウハウとスキルを強みとしていますので、
- ホームページはこのままで良いのか
- ブログはどうするのが良いのか
- FacebookやX(旧Twitter)はどのように発信すれば良いのか
- 広告は出したほうが良いのか
- 携帯/スマートフォンへの対応はどうすれば良いのか
等の具体的なことを含め、するべきことのリストアップや実行できる体制・スケジュール作り、実行/進捗の確認等をトータルでサポートできる体制があります。
関わり方も柔軟に対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
*1 = 2012年の見込み数。日本ネイリスト協会「ネイル白書2012-13」参照
*2 = リクルートライフスタイル「【美容センサス2013年上期】≪ネイルサロン編≫」「【美容センサス2013年下期】≪ネイルサロン編≫」参照
http://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/2013/05/13/20130514_biyoucensus-NAIL.pdf
http://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/2013/11/07/20131112_biyoucensus-NAIL.pdf
*3 = グリーンページ「全国ネイルサロン企業のエリアランキング」参照
http://greenpage.nipponsoft.co.jp/analysis/map/その他サービス/理容・美容/ネイルサロン/全国/