リフォームの人気者、トイレ

トイレのリフォームが人気です。水回りは性別問わずに経年劣化が気になるところなのか、お風呂やキッチンと並んで人気のリフォーム箇所として不動の人気を誇っています。値段も比較的低価格から行えることもあって今後も人気を保ち続けると予測されます。リフォーム専業の会社はもちろん、家電量販店も積極的に水回りのリフォームチラシを展開しているため、実際にリフォームをした、という方も多いのではないでしょうか。

こうしたトイレリフォームを看板商品にしている会社もでてきました。トイレリフォームに特化したとしても商圏を拡げれば十分なマーケットが存在しているという好例ではないでしょうか。他にも通常のリフォーム会社も、集客上のエントリーの位置づけとしてトイレリフォームを重要サービスとして位置づけているところも多いようです。

今回のテーマは、こうしたトイレリフォームに特化したランディングページやホームページ制作についてです。どういったコンテンツを準備すれば訪問者に十分にアピールすることができるのか、いくつかのポイントで整理してみましょう。

Point.1 一に施工事例、二に施工事例

トイレリフォームに限らず、リフォーム系ビジネスで重要なのはいかに完成形をイメージし、心をときめかせてもらえるかです。そのためにはサービスのキャッチコピーを魅力的にすることも重要ですが、施工事例として写真で訴えかけるのははずせません。

過去の施工事例の写真を積極的に掲載し、可能であればお客様の声と共に掲載しましょう。どういった狙いでそうしたデザインになったのかの背景がわかることで、訪問者がより自分と重ね合わせて閲覧することができます。可能であれば、そのトイレの寸法や位置など、Before/Afterの写真とあわせて掲載してください。似たような寸法であれば「うちもいけそうだ!」となる可能性が高まります。実際、団地や戸建てにもデザインのトレンドがあるため、自分とものすごく似たような事例が掲載されている、となる確率も思ったより高いものがあります。自分ごととしてイメージしてもらえたらならしめたものです。

また、ついついないがしろにされがちなのが写真のクオリティです。毎回プロのカメラマンに依頼しろとまではいいませんが、ピントや構図がイマイチの写真では訪問者の気分があがりません。社内で使うカメラを整理し、それにあわせた撮影マニュアルを整備することで全体の写真クオリティのレベルアップを図りましょう。同じリフォーム案件でも、写真のクオリティによってアピール度が数倍かわることもあります。せっかくの施工事例を最大限に活かすためにも写真のクオリティにはこだわってください。

Point.2 簡易見積もり、詳細見積もりの二段誘導

リフォームでは価格が重要なのは言うまでもありません。「自分の場合、いくらになるんだろう・・」と思う人は多いのですが、一方で見積もりをとるために個人情報を提供することに抵抗がある人も同じぐらい多く存在します。

こうした人間心理に配慮し、見積もりは個人情報の入力無しにすぐに簡易結果が見られる簡易見積もりと、より詳しい条件設定を基に詳細な見積もりを提供する二段階見積もりにしましょう。簡易見積もりは基本となるパッケージもしくは商品を選び、設置場所やおおまかな所在地を市区レベルで入力してもらい交通費等も勘案した上でおおよその金額をその場で表示するプログラムを組んでおきます。その見積もりの後に追加で詳しい情報を入力すればスムーズに詳細見積もりもリクエストできるという導線設計です。さらにそれだけだと金額を知って終わりになりがちなので、詳細な見積もりに進んだら○%OFFといったオファーを提供するのも良いでしょう。

一度であれ、何か情報を入力することで次に詳細な情報を入力することへの抵抗が減りますし、最初の簡易見積もりで自分の想定内の金額が表示された場合にはより詳細な見積もりへの興味も高まることが期待されます。最終的な転換率を高めるためにも、あえて二段階の誘導にしてしまう方策を検討してみてください。そのままチャットで質問できるようにするのも良いでしょう。金額はわかったけど「こういう場合はどうなんだろう」という疑問をすぐに解消しつつ、直接の接点を持てるのは営業上はとても重要です。

ページのレベルで成果が大きく変動

リフォームのような検討してから意志決定を行う類の商材の場合、ホームページやランディングページの果たす役割はとても大きいものがあります。どういったページかで大きく転換率は変動し、最終的な売上や利益にも大きな影響を及ぼします。いくら投資しても価値があると言っても良いと思います。

リスティング広告のような積極的な集客をしているけど元からあったホームページに誘導しているだけ、という場合は改善の余地が大きくあります。既存のページを大幅に増強するかランディングページを別で制作すべきかはケースバイケースになりますが、大きな改善余地があることは事実です。改めて集客数だけではなく、転換率も意識した戦略構築を行ってみてください。

開発スタッフのコメント
昭和〜平成年代に建てられた戸建ての老朽化が進む中でリフォーム市場は賑わいを見せています。トイレリフォームは金額もこなれてきており、その効果も体感しやすいため、集客上も非常に重要な位置付けになります。値段勝負ができるのがとても大切なのは言うまでもありませんが、アフターフォローを含めた信頼感を醸成できるかも重要です。情報をしっかりと伝え、魅力あふれる提案ができるランディングページづくりに本腰をいれてみてください。