時代にあった運動法

フィットネスブームの流れの中で、ストレッチスタジオの開設が盛んです。従来から付加サービスとして、様々な施設でストレッチ自体は行われてきましたが、それ自体を切り出したスタジオが、ここまでの規模になるとは、予想を裏切られた方も多いのではないでしょうか。

ジムのように能動的ではなく、ある程度受動的に運動効果を得たり、体質改善をしたい人にとっては、丁度良いポジションにおさまっているのが人気の秘密のように感じます。ストレッチが健康に良い、というイメージがかなり世間的に浸透しているのも追い風になっていると言えるかもしれません。自分へのご褒美的に利用している人も多いのではないでしょうか。

今回は、こうしたストレッチスタジオ・ストレッチサービス業のホームページ制作がどうあるべきか、また、その集客戦略について、いくつかのポイントで整理してみましょう。

Point.1 トライアルの導線を優先的に

ストレッチスタジオのホームページで重視すべきは、何よりお試し利用を促すことです。しっかりとサービスを紹介して、あとは「お問い合わせください」と電話へ誘導するのも一つですが、それに加えてスマホやパソコンで簡単に予約まで完了できるようにしてしまうのもお勧めです。

空き状況をシステムで管理しているのであれば、お試し枠がとりうる状況を連動させつつ、簡単な申し込みフォームを設けることで、その場で予約が完了するようにしましょう。もちろん、無断キャンセルの問題はつきまといますが、電話対応に追われる現場スタッフの負荷軽減を考えると、それ以上の効果が見込めます。また、「あ、このタイミングでいけるならいってみよ」という気軽さを実現することで、予約の転換率が向上するのであれば、そちらを重要視すべきです。予約と同時に通知が飛ぶようにしたり、新規予約があったことを画面上でわかりやすくなるようしたりしておけば、予約に気づかなかったという事態も未然に防止することができます。また、費用面でもお試し利用は優遇し、新規の顧客を継続的に呼び込む体制を強いものにすべきです。

Point.2 悩み別のコンテンツを充実

ストレッチの可能性は無限大ですが、それがまだまだ一般には知られていません。もちろん、医療機関でも医療行為でもないので、強く効能をアピールすることは慎重にすべきですが、どういった悩みに対して、どういったストレッチ的アプローチが可能かはあの手この手でアピールすべきです。

お客様の声を掲載するのも一つでしょうし、具体的なストレッチを紹介しながら、どういった筋肉がほぐされ、結果としてどういった効果が期待できるかを丁寧に解説するのも一つです。また、より効果を高めるために、家でできるストレッチを紹介するのも良いでしょう。ライトユーザーがそれをきっかけにお店を知り、いつか来店してもらうためのきっかけになる可能性があります。

ストレッチはYoutubeチャンネルとも親和性が高いテーマですので、ソーシャルメディアも積極的に活用すると良いでしょう。

Point.3 顔と雰囲気の伝わるホームページへ

ストレッチサービスは一般のフィットネスジム以上に、「親近感」が重要なサービスです。ストレッチの過程で身体と身体が接しますし、施術時間も長めです。ビジネスライクにドライな運営方針のところもあるかもしれませんが、見込み客からすると、その特殊な空間に自分がなじめるかという不安がどうしてもあります。その不安感を払拭してあげる必要があります。

スタッフ全員の顔出しが難しくても、スタッフ紹介と称して、どんな人で、どんな趣味で、どんな専門性があるのかをアピールしてみてください。現場のアルバイトスタッフでもアピールすることはあるはずです。人となりが伝わることが大事ですので、すごいこを書く必要はありません。いかに爽やかであるか、がとても大事な業界ですので、写真、紹介文章を意識して準備してみてください。スタッフの属性が似ていることも多いと思いますが、できる限り多様性がでるように紹介文を考えることをおすすめします。

指名に対して追加料金を徴収するところも多いと思うので、こうしたいわばタレント育成が、じわじわと客単価アップにつながっていくでしょう。

ショッピングモールの定番へ

ストレッチスタジオが、大きなショッピングモールであれば必ず入っているという状態が近づいてきました。もはや定番ショップとして、これからはその枠を奪い合う段階に入ってきます。

新規客を増やし、固定客を安定させ、高い賃料を補って余りある収益性を実現するためにも、ホームページを中心とした集客の工夫を検討してみださい。

開発スタッフのコメント
ストレッチ専門店に加えて、類似のサービスをメニューに加えるお店も増えてきました。価格はもちろんシビアに見られますが、それだけでないのもストレッチ市場です。1回だけで去らないように、予約しやすく続けやすい仕組みができていることはとても大事です。魅力的なホームページで一見さんを確実にトライアルへ導き、その後の予約システムでのフォローアップを組み合わせることで高い確率でリピーターとして通い続けてもらえるようにしてください。