レンタカー予約サイトのシステム構築

System

持たない時代のレンタカー

昔はマイカーを持つことは当たり前であり大きなステータスでした。今もステータスシンボルであることには変わりはありませんが、そうとは思わない層も昔に比べると増えてきました。いわゆる持たない世代の登場です。

持たない世代にとって所有するために大きなお金が必要で、維持するだけでもコストがかかる車は、レンタカーやカーシェアリングですませる時代になっています。そうした流れを受けて大手レンタカー会社や中小規模のレンタカー会社まで新しい需要を獲得しようと競い合っています。

今回のテーマはそうしたレンタカー予約サイトのシステム開発についてです。どのような機能を実装すればユーザーにとって便利でいて競合との差異化につながっていくのかを考え、いくつかのポイントでシステムのあるべき姿を整理してみましょう。

Point.1 スマホで予約、スマホに通知

若い世代を中心に、モバイル端末へのシフトが止まりません。もちろんパソコンもある程度の比率で併用されていますが、スマートフォンのみで全てを済ませてしまう人達が、想像以上に存在しています。

こうした流れを活用し競争優位にかえるために、スマートフォンを中心に据えたシステム設計を行います。スマートフォンに最適化したWEBサイトの準備にはじまり、予約プロセスも小さい画面で行いやすいように配置や動作を精緻化、さらに予約確認のメールにバーコードを添付することで、店頭での照合を簡単に行えるようにします。また、全ての確認情報や認証はメールやSMSを最大限に活用して行います。

紙の会員証は廃止し、スマートフォンを提示するだけで会員認証を行えるようにします。過去の利用履歴やレンタカーの使い方マニュアルまでをサイト上に掲載し、利用する前も利用中もスムーズかつ簡単に情報にアクセスできるようにします。

借りたいと思った時にその場で検索、そして予約というスピーディーな流れでユーザーを囲い込んでしまいましょう。

Point.2 空き車両はタイムセールに

貸し出されていない車両は宝の持ち腐れです。もちろん、貸し出すことに対するコストはある程度存在するのでたたき売りはできませんが、多少割り引いた価格でも直前に借りたい人がいれば貸し出すことで収益性が改善します。

直前の空き車両の情報は登録ユーザーにメールやSMSで通知します。会員登録をしている人向けの情報ですので、少ないクリックで予約まで行えるようにクリックからの導線をあらかじめ最適化しておきます。また、1日ぽっかり空いている車両の情報以外にも6時間や12時間といった単位で隙間ができてしまっている車両の情報も発信できるように予めシステムを構築しておくことで、社内の販促方針の変化に対応できるようにしておきます。

できるだけ空き車両をださないための運営は大切ですが、でてしまった空き車両を攻めの材料に変えられる体制を構築しておきましょう。

リピート確保のための利便性追求

大規模な広告宣伝をうてない中小のレンタカー会社にとっては、一度つかんだお客さんをいかにリピーターとして確保し続けるかが生命線だと思います。今、この時点での便利さやお得さも重要ですが、常に小回りの効く改善を行っていくことが大手に勝つための秘訣ではないでしょうか。

1万人に1回ずつより、100人に100回ずつ。地道な努力を積み重ね、1人でも多くのリピーターに愛されるレンタカー会社を目指してみて下さい。

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