スポーツイベントポータルサイトの管理システム構築

System

主催者と参加者をネットの力でマッチング

健康意識の高まりもあり、ランニングを筆頭に、たくさんのスポーツイベントが企画されています。全国に散っているスポーツ愛好家にとって、身近な地域で開催されているイベント情報は喉から手がでるほど欲しい情報です。

趣味性が強く、スコアや記録を競い合えるスポーツを中心にこうしたスポーツイベントのポータルサイトが乱立しています。既に「このスポーツならここ」というほどの知名度と地位を確立しているサイトもありますが、まだまだマーケットは残されているように思います。

今回はそんなスポーツイベントポータルサイトをどのように構築し、裏側で動くシステムを開発するべきかについて、いくつかのポイントにわけて考えてみたいと思います。スポーツは違えど応用できることも多いと思うのでご希望のスポーツに置き換えてイメージしてみて下さい。

Point.1 有料プラン導入を視野にいれた主催者側機能設計

スポーツイベントポータルサイトで運営上重要になってくるのが、「いかにして収益化するか」という問題です。最初から収益は求めず、広告費やスポンサー費だけで細々と運営しているサイトも多くありますが、本来はイベントを告知したい主催者側から薄く広く課金することを目指すべきです。

途中からこうした権限機能を追加するのは工数もかかり、また、予期しないところでのバグやエラーにつながります。最初から主催者側を無料プランと有料プランにわける前提で設計し、使える機能や優先度を個別に設定できるようにしておきます。

最初の開設時は無料プランのみで良いと思いますが、全力をあげて「どうすれば有料プランにお金を払ってもらえるだけの価値を提供できるか」について真剣に議論を続けることが重要です。その議論とスピーディーな展開にシステムが遅れをとることがないよう、有料プランに対応できるシステムを事前に構築しておくことが必要です。

Point.2 自由なログイン方法で垣根を無くす

以前であれば、メールアドレスとパスワードを設定してもらい、そのサイト専用の会員登録をしてもらうことが当たり前でした。しかし、他サービスのログイン情報を用いて会員登録不要でログインを可能にするOpenIDの考え方や対応サイトが増えるに従い、GoogleやYahoo!、Twitter、Facebookのアカウントでログインをしたいと考えるユーザーが増えてきています。

囲い込み、という意味では最初のうちはマイナスなんじゃないかと不安に思うかもしれませんがサービスは使ってもらわないことには始まりません。ユーザーにとって利用開始までのハードルが下がるのであれば積極的にOpenIDの仕組みを導入すべきです。囲い込んだ気になっている登録しただけのユーザーよりも、アクティブなユーザーの方が価値があることは言うまでもありません。

Point.3 可視化とサジェスト、コミュニケーション

ユーザーの時間は限られています。仕事や勉強はもちろん、ゲームやソーシャルメディアなど、時間を奪い合うものが無数にあります。その中でサイトを活用してもらうためには少ない労力で確かな情報を提示する必要があります。

検索のしやすさはもちろん、情報をわかりやすくグラフ化やマップ化する工夫、さらには好みや住んでいる地域、過去の参加状況などを解析し、精度の高いお勧め提案(サジェスト)を行う機能も重要になってきます。また、イベントごとに参加者がコミュニケーションがとれるようにすると共に、そういった通知を簡単に受信できるようにします。欲しい情報へのアクセスを早く的確に、そしてそこで起こるコミュニケーションを促進する。この鉄則に従って、機能を充実させるべきです。

どこまでもユーザー目線で追求

スポーツイベントポータルサイトは、とかくイベント登録数や、ユーザー登録数といった数字にばかり目がいきがちです。もちろん、それはそれで経営指標としては重要ですが、一人一人のユーザーはスポーツに燃える生身の人間です。

好みや流行は変化していきます。ユーザー目線で考えれば当たり前の機能がなかなか追加されなかったり、話題にのった情報更新を行えなかったりすると、途端に支持を失ってしまいます。そういう意味では想像以上に生ものなのが、イベントポータルサイトの宿命です。

機能開発もコミュニティへの刺激も、すべてはユーザー目線。ユーザー目線での発案にはじまり、ユーザー目線での実施に終わる、そんな一貫した顧客志向が真に大切なのではないでしょうか。

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